取引先・消費者・投資家・業界関係者などステークホルダーからのパブリックな信頼と理解を獲得するためのコミュニケーション活動「パブリック・リレーションズ(PR)」は、いまや企業・団体の活動基盤とも呼べる重要な存在です。
なかでも近年、ありとあらゆる分野の情報がネットの中に集約されていくなかで、自社Webサイトやニュースリリースなどを駆使して実施される「ネットを通じたPR活動=ネットPR」は、企業コミュニケーション活動の主役として、ますます注目を集めています。
従来のPRは、おもにプレスリリースや記者会見などのプレス対策を通じて「メディア記事にしてもらう」ことでステークホルダーへと情報を届ける、いわば「マスメディアを媒介した情報発信」でした。
これに対してネットPRは、ネットによりステークホルダーに対してダイレクトに情報を届け、またその反応を得ることが可能です。
いまでは報道関係者も取材活動の一環としてネットを活用しています。ネットPRの実施はマスメディア対策としても重要です。
マスメディアを通じた情報は多くの耳目を集めますが、たいていの場合その効用は一過性のもので、露出が終わればその価値は急速に減衰していきます。
一方で、いまでは多くの人たちが、ネットを駆使することで、自分に必要なタイミングで必要な情報を探します。従来型のPRではこうした情報ニーズに対応することができません。
とにかく一時的な露出を重視するフロー型のマスメディア対策に加えて、ネットPRによる「ネット空間上の情報ストック構築」を継続して実施することで、自ら情報を探索するネットユーザーに対して、効率的で息の長いアプローチが可能となります。
これまでのPRでは、マスメディアに取り上げられる話題性・新奇性が優先され、価値があっても「マスコミ受けしない」情報は取り扱わないことがほとんどでした。
これに対して、ネットPRなら企業組織の中にあるさまざまな情報を、それを必要とするステークホルダーへと伝えることができます。
「小さいけど価値のあるニュース」を積極的に配信することで「ネット空間上の情報ストック」はさらに充実し、さまざまな情報ニーズに対応できるようになります。
ネットPRを実施し「ネット空間上の情報ストック」を充実させることで、ブログやツイッターなどのソーシャルメディア・ユーザーに「話題(ネタ)」を提供することができます。
また自社におけるソーシャルメディアの活用においては、会話的なコミュニケーションの中にニュースリリースへのリンクを挿入することで、会話に「根拠となる客観的事実」を加え、より深いコミュニケーションが実現します。
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